子どもたちにとって居心地のよい空間とは?
感想を読む中で
子どもたちにとって居心地のよい空間とは
《自分のペースで安心して過ごせる場所》
これこれ~!!
大人だって安心できず
同じ学年でも
周りの大人たちが支えていける文化を
出席扱い
これは救われる子多いだろうなぁ(^^)
先生向けの講演会を終えて
日曜日に開催された
東京都教職員組合青年部主催の学習会にて
ゲスト講師をさせていただきました。
わでかくらぶを始めた経緯のひとつに
頑張り過ぎてる先生たちがもっとラクになってほしいという思いがありました。
みなさんたくさんメモを取りながら僕の話に耳を傾け
色々と共感いただけたようで嬉しかったなぁ♪
またありがたいことにひょんなところから
7月に高崎にてセラピストさん向け発達障害理解の
講師依頼をいただいています。
自分のように勉強嫌いにならないように
受験前に学ぶ楽しさを身に着ける場を作りたいと思って
立ち上げたわでかくらぶでしたが
目の前の課題にひたすら取り組む中で気づいたことが
当初とは全然違う形で必要とされる場が増えてきています。
面白いものですね(^^)
全ての本質は同じなので
もっと色々な方、業種と連携しながら
子どもたちの未来をゆるーく楽しく
明るく変えていけますように!
来年度力を入れて取り組んでいきたいこと
今回は僕がどんな背景で
わでかくらぶや子育て地域活動をしてきたか
お話ししてみたいと思います。
少しでも気付きになれば幸いです。
長くなりますがお付き合いくださいm(__)m
今まで子どものサポートにフォーカスしてきましたが
来年度は親のサポートにフォーカスした活動に
力を入れていきたいと考えています。
教育の仕事について8年
子育てを通じた地域活動をし始めて6年。
多くの親子と関わって気づいたことは
「親は子育てのプロではない」
ということ。
子どもが生まれたばかりの頃は
誰もが子育てのど素人。
過去の経験や本やネットで調べたり
周りの力を借りながら
手探りでやっていくものですよね。
かといって
子どもは兄弟でも全然タイプが違うものだし
これをやったらうまくいくという
正解もなかなか見つからないもの…。
今では家の近くに頼れる人がたくさん出来ましたが
我が家も子育てを始めた頃は近所に知り合いが皆無で
夫婦孤独な子育てからスタートしました。
ネットや本でいろんな情報を調べては
不安になることもしばしば…(^_^;)
子どもの夜泣きの声も
近所迷惑に思われているんじゃないかと
ビクビクしていたことを今でもよく覚えています。
20代前半は頭髪化粧品メーカーの営業として
美容師さんの相談に乗っていました。
20代後半は生命保険営業として
家族のライフプランの相談に乗っていました。
30代前半は教育の仕事と並行して
障害に対する世の中の認識を変えたいという思いで団体を立ち上げ
障害児を抱える家庭と一緒に楽しめるイベントを企画したり
同時に介護の仕事を通じて被介護者を抱える家庭の生活相談に乗っていました。
そして30代後半に立ち上げたわでかくらぶでは
学校や発達に悩みを抱える親子のサポートに力を入れています。
振り返ると色んなことをやってきましたが
全て相談やサポートすることを
好んで選んでいることに今更ながら気づきました。
なぜか?
1つ下に重度障害の弟がいたり
高校まで結構なイジメにあってきたのですが
親に心配かけちゃいけないと無意識に思う中で
人に頼ったり甘えるのが苦手なまま大人になりました。
あの頃親以外で
自分でも気づかない気持ちに寄り添ってくれたり
相談したり頼ったり
助けてくれる人が欲しかったんだという原体験から
無意識に人をサポートする仕事を選んでいるんだろうな。
子育てほど未来を創造する仕事はないと感じています。
未来を創るのは子ども達。
その子どもたちが力を発揮していけるためには
同時にその子を育てる親のサポートも非常に大事です。
ほとんどの親は子育てのプロではないのだから
うまく出来ないのが当たり前なのに
出来ていないことに責任を感じたり
抱え込んで潰れてしまっている方があまりに多いんですよね…。
だからこそ
もがき苦しんでいる方たちを
今までの経験から全力でサポートすることに
尽力していきたいと思っています。
大人だって人に頼るのが大事!
僕は苦手なことや
1人では出来ないことが多いので
日々仲間に助けられています。
色んな方に支えられてきたおかげで
今楽しく過ごすことが出来ています。
頼るって最初の一歩はものすごく勇気がいりますが
振り返ると思い切ってよかったなと思えるもの(^^)
1人で悩んでいる方がいたら
何でも解決できるわけではありませんが
一緒に最善策を考えていきますので
どうぞ気軽にご相談くださいね!
人事を尽くして天命を待つ
意味:人間の能力でできる限りのことをしたら、あとは焦らずに、その結果は天の意思に任せるということ。
※故事ことわざ辞典より
先月まで勉強が嫌で何も手につかなかった生徒が
急に受験スイッチが入り
自ら積極的に勉強をするようになったり
行きたいのに学校に行けず苦しんでいた生徒が
2学期から毎日学校に行けるようになったり
2年前はイスに座れないどころか
エンピツすら持てずひと苦労だった生徒が
今や他の生徒や保護者から一目置かれる存在になっていたり
立て続けに嬉しい姿を見させていただいています(^^)
保護者と振り返りながらお話ししていて
共通して言われたこと。
『子どもの特性を受け止めて、優しく見守ってくれていた』
なるほど!
そこがよかったんだと
ありがたい気づきをいただきました(^O^)
何か特別なことをしたわけではなく
心配事や悩みをどうしたらいいか一緒に考えながら
その子の可能性を信じて見守ってきたことがよかったんだなぁと。
周りの大人が手をかけすぎると
よからぬ結果になることも多々(^^;
植物と同じで
その子に合わせた育ちやすい環境を整え
出来ることを尽くしたら
あとは焦らずに待つ方が結果うまくいくものですよね(^^)
まさに人事を尽くして天命を待つ!
病んでた頃に出会いたかった
「あの自分が病んでた頃、このお方(ようちゃん先生)に出逢いたかったのだと話して確信しました。」
講演でこんな嬉しい感想をいただきました!
真面目なママパパほど
出来ているところより出来ていないところにフォーカスして
人に頼れず抱え込んでしまうんですよね(+_+)
先日わでかくらぶのご近所で
悲しい母子心中がありました…。
少しでも縁があったらと思ってしまうけど
実際のところ何が出来たのか。
残されたパパの気持ちを考えると
絶望しかありません(T_T)
息子が生まれてから6年。
近所に頼れる知り合いが誰もいなかった不安や
都会で子育てすることの孤独を感じたことから
色んな子育て地域活動をしてきました。
つらかった、大変だった時期を
楽しみながら乗り越えることが出来たのは
周りに助けを求められる人の縁が出来たから。
そしてその乗り越えた経験がスキルとなり
わでかくらぶにもつながっています。
無駄な経験はなにもないなと感じています。
子どもが幸せになるためには
親が幸せでなければならない。
そのためにどうしたらいいかを
もっともっと伝えていきたいと
強く思う出来事でした。
悩んでいたら
どうか一人で抱え込まないでください。
ご冥福をお祈りします。
障害が気づかせてくれたこと その2
「文京の教育」の6月号に
先月に引き続きコラムを書かせていただきました(^^)
前回は重度障害の弟がいることで
感じたり気づいたことについて綴りましたが
今回はその原体験を振り返りながら
「笑顔の絶えない家族、常に辛そうな家族の違いや抜け方のポイント」
などを書いてみました。
こんな思いを元に、笑顔の家庭をたくさん増やしていきたいと日々奔走しています。
画像だと少し見づらいので
本文もアップします。
嫌われてもいい覚悟で叱り、話し合ったことで見ることのできた成長に感動
Aくんは集中するために
目隠しとして自分の前に
ペットボトルやお菓子の箱などを並べて
勉強に取り組んでいました。
すると正面に座っていたBくんが
「気が散って集中出来ないんだけど。」
と急にペットボトルを取り上げ
いつもは優しい子Cちゃんに続き
Dちゃんまでもが便乗。
残りの箱を全て取り上げられると
突然の出来事にショックを受け
Aくんは床に突っ伏してしまいました。
CちゃんとDちゃんは
しまった!
という顔をしたが
BくんはAくんが悪いと責めたてたことから
急きょ話し合いの場に。
『Aくんは今どういう気持ちになった?楽しいと思ってやったのか?自分がされたらどう思う?』
と投げかけるとBくんは
「俺なら自分が悪かったと気にしない。」
と言う。
いつも率先してブチギレるBくんに対して
嘘をつくな
…とつい言いそうになったのをこらえていると
「この間挨拶したのにAくんから逃げるように無視されたから、悲しかったしこんなんじゃ仲良くできるわけがない。」
とBくん。
『そんなことがあったの?』
とAくんに聞くと
「そんなことされてもないし、してもない。むしろシッシと追い払われたし、信用ができない。」
とのこと。
やりそうだな…
という気持ちもぐっとこらえ
2人にどうしたいかを聞くと
どちらも仲良くしたいと一致。
触発されてか
他の子たちからもどんどん意見が出て
「嫌なことをされたらやり返せとお父さんは言うけど、お母さんは我慢しなさいと言う。」
「学校で私は2人と仲いいけど、私以外の2人は仲悪く、振り回されてつらいことがある。」
「バカにされるようなことをたくさん言われて、自分はバカなんだと嫌な気持ちになった。」
「仲いいと思っていた子から、いないと思われて悪口を言われるところを聞いてしまい傷ついた。」
「ようやく出た宝物のプレミアカードを、見てないときに勝手に奪われて、自分が買ったものだと言って返してもらえず悔しかった。」
など
嫌な気持ちになったときのことを
各々が自分の言葉で伝えてくれました。
Bくんは落ち着きがなく感情を抑えるのも苦手で
他の子が話していても途中遮って
自分の意見や欲求を
とめどなく周りに押し付けてしまうタイプ。
言い訳が多く
自分で決めて約束したこともコロコロ変わり
自覚はないのですが
すぐ嘘をついてしまいます。
なので当然友達作りも不得意で
心が満たされていないなと思うことがしばしば。
何を隠そう
昔の自分に雰囲気も性格もそっくりなので
思考が手に取るように分かる
一番放って置けない子なのです(´Д` )笑
少しでも人の気持ちを考えられるようになって欲しいと
わでかに来たくないと思われてもいい覚悟で
Bくんに対してたくさん掘り下げました。
すると最終的にBくんは
「自分がこうしてしまったからAくんに嫌な気持ちにさせてしまった…」
と謝っただけでなく
「俺のせいでCちゃん、Dちゃんを待たせて嫌な時間を過ごさせてしまって申し訳なかった。ごめんね。」
何も促してないのに
自ら気づいて周りを気づかう発言ができたことに驚き感動…(T_T)
更にお互いのことをもっと知るために
一緒にAくんと帰るんだと仲直り!
嫌われる覚悟で
Bくんが不快に思っても
気持ちを引っ張り出したのが功を奏したか!!
周りの役に立ち
友達から好かれ
困ったときは助けてもらえる人に
なってもらえるといいなぁ。
勉強は心が育てば後からいくらでも挽回出来るので
信じて見守ってるよ。
この先何があっても
ようちゃん先生は味方だからね(о´∀`о)
わでかくらぶには
不登校や発達の特性を抱える子たちが多いので
言葉をかなり選んで伝えることを心がけていますが
ストレートに気持ちをぶつけることもいいきっかけになるなと
気づかされた日になりました(^^)
次会ったときにどうなってるかなー!
生徒が教えてくれた嬉しいわでかくらぶのいいところ♪
わでかのいいところは
なんといっても
楽しく勉強できるところ!
楽しいだけじゃなくて
その上にちゃんと頭もよくなるから好き!
他に行ってた塾とかでは
普通こういう楽しいことは出来なかった。
だってプリントとか本とか
勉強で使うもの以外
一切やっちゃダメって言われるから…。
立ったり少し友達と勉強しながら話していても怒られるし
つまらなくてやる気が出なくなるよね。
わでかだと楽しいからやる気出て
頑張ろうと思わなくても
行きたくなっちゃうんだ。
楽しいし遊びに行くようなところだから
他のみんなもワクワクしながら来るんだと思う。
他の塾だと友達がいても遊べなかったけど
わでかだと休み時間に遊べるし
だから楽しく勉強ができるのかなと思う。
他に行ってたところは
知らない大きいお姉ちゃんたちがいると
みんな集中しているし
パッと見ると怖そうに感じて気になっちゃってた。
でもわでかだと年上の子も自己紹介してくれるし
安心して楽しく勉強できるんだ。
そしてようちゃん先生も優しいし!!!!!!!!!
最後の一行が一番のポイントですね♪笑
保護者からメッセージいただくことはありますが
生徒からどこがいいっていう意見を
今までそういえば聞いたことなかったなと。
意外な盲点でした(^^;
子ども目線の意見って
なんだか響いて
嬉しくなりますね!!
他の子たちからも色々聞いてみようかな(^◇^)
自分のなんとかしたい特性
自分を振り返って
つまづいてきた特性を挙げてみました。
こうやって挙げてみると
そりゃ学校や組織が合わなかったり
人間関係を気づかないうちに
崩してたわけだなと…(+_+)
気づけるようになってからは
なんとかすべく工夫したり
特性を活かせることしかしていません。
こういった特性が
世間では発達障害としてくくられるんでしょうね(^^;
ちょっと考えてこれだけ出てきたので
更に掘り下げていくと恐ろしい…。
こういった特性を許されない場所にいたときは苦しかったけど
視点を変えてみると活かせるものも多々ありました!
合う場所がなければ作ってしまえ
という風に考え方が変わったおかげで
功を奏してきました。
工夫次第で苦手は強みになることも♪
似たような方が
個人事業主・起業家などに多いのでは(^^)?
・落ち着きがない
→神妙な場は苦手です…。声出したくなります(笑)
・お願いされたことは、その場でやらないと忘れてしまう
→忘れないようにメモしたりTODOリストを作るのに、その存在自体を忘れること多々…。
・途中で頼まれると、先にやっていたことが分からなくなる
→何か取り組んでいるときは、メモにして渡していただけるとありがたや。
・優先順位のつけ方が下手
→マネージャー募集(笑)
・一つのことは出来るが、マルチタスクが苦手
→育児のおかげでだいぶ改善されたか?
・思いついたらすぐにやりたくなる
→計画的でないと嫌な妻によく叱られます…(笑)
・つい話過ぎる。早口。
→かなり意識しているが、後で後悔することが多々…。
・メールをすぐ返信しないと忘れてしまう
→既読スルーするつもりはないのですが…。
・集中力がない
→一度集中出来ると、逆に周りの音が聞こえなくなる(過集中?)。
・一つのことを調べようとすると、そこから広がってキリがなくなる
→ネットは危険( ;∀;)
・時間の計算(感覚)が苦手
→余裕持って計画しても何故か時間ギリギリになったり、遅刻しがち。行き当たりばったりの行動のおかげで臨機応変が得意に(笑)
・空間認知が苦手で方向音痴
→行きと帰り、朝と夜は別の場所に感じます。飲食店の個室だと、トイレ後にいた席を見失う。グーグルマップやカーナビ様さま!しかしそれでも迷う…。
・収納が苦手
→これも空間認知が原因か?でもテトリスは結構いける!笑
・極度の心配性
→大切な人と連絡がつかないと、どこかで何か事件や事故に巻き込まれてしまったんじゃなかろうかと過度の心配をしてしまう(^^;
・メロディーと歌詞が同時に頭に入らない
→歌詞は歌詞で集中して読まないとストーリーが入ってこない。
・歌詞が覚えられない
→自分で書いた歌詞は平気だったのでオリジナルの曲で活動していました。それでも忘れてファンの子に指摘されていた日々…(^^;
・音読しながら文章を読むと頭に入らない
→息子に読み聞かせしても、全然ストーリーが入ってきません(+o+)
・人が音読するのに合わせて目で追っても頭に入らない
→学生時代苦労した。おそらく2つ同時がダメ。
・人の音読だけを聞くか、黙読であれば頭に入る
→理解するのは割と早いので、授業だけ聞いていれば大体できた(小学校まで・笑)
・しかし上記も周りで音が聞こえていると進まない
→読書が大変。息子が起きているときはまず無理(笑)