意欲のスイッチ

脳の特性で
数字の処理が非常に不得意な4年生の生徒A。
1桁の計算でもかなり時間がかかってしまうので
ケタ数の多いわり算ひっ算なんてまるで拷問…。
やる気はあるのですが
かみ砕いて取り組んでも途中でガス欠になり
思考停止して現実逃避してしまいます。
文章題なんてもっての外…

そんなAに魔法の道具を渡してみました。
デデン!
「けいさんき~!!」
今まで使ったことがなかったのでやり方を説明して
それをひっ算に当てはめる方法を説明すると
『あ、分かったかも!面白い!!』
自らどんどん問題を進めて
15分かけて1問がやっとだった今日の宿題を
あっという間に終わらせてしまいました。
あまりがある問題なんて
『わからない、やりたくない!』
と、今まで見向きもしなかったのに
『これどうやってやるの?これで合ってるかな?』
と工夫したり
自ら僕に質問しながらどんどん解いてしまいます。
さらに終わってからも
『もっとやりたい!問題出して!!』
と言って
今まで分からず飛ばしていたドリルのわり算問題を探しては
1時間以上休みなく取り組んで
空欄だったところを全て埋めきってしまったのでした。
担任の先生に参考のメモを貼っておいたけど
Aを褒めてくれるといいな~♪
頭でやる計算でつまづいていても
答えを導き出す方法が自分で分かれば
面白いように取り組んでしまうんですよね。
こういうスイッチの入る瞬間がたまりません